前回に引き続き、人気漫画・アニメ「ブルーロック」の名言集です。
第三弾です。
『ブルーロック』(BLUELOCK)は、金城宗幸(原作)、ノ村優介(作画)による日本の漫画。高校生を中心とするサッカー漫画だが、部活やクラブチームとは異なり、各地から招集されたFW選手300名が日本代表となる権利をかけて試合をするといったデスゲーム要素を汲む作風をもつ。また、絆やチームワークではなく、個人の圧倒的な個性やエゴを求めるといった主題が特徴である。一方、日本サッカーや実在の選手を卑下するような描写があり、連載当初は批判の声もあった。以上のことから、「史上最もイカれたサッカー漫画」の異名を持つ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サッカー漫画なのですが、友情・絆・愛などはありません。しかしながら「夢を掴む」というのはどういうことか?トップを狙うにはどんな考えが必要か?「どこか」の「誰か」に足りないハングリーさを教えてくれる熱い漫画です。まさにイカれた作品で大好きです。同じくイカれた角度で名言を紹介、独断で見解も載せていきます。
潔世一(コイツ)は今 自分の進化に震えてるハズだ
1人で関門突破を目指す潔世一が、ホログラム(立体映像)相手に苦戦を強いられる。しかし、様々な角度から分析・修正を行い、何とか得点を積み上げてく。試合でも同じ状況は二度となく、その都度修正が必要だということ。そんな中、絵心甚八が放ったセリフ。「人は見たいモノしか見えない生き物だからな。問題意識を明確に持つことで、見える景色と思考回路が一変する。潔世一(コイツ)は今、自分の進化に震えているハズだ。」と。サッカー以外でも、同じ状況・同じ行動でも思考回路によって効率が変わってくるとも言える。
▶6巻42話 絵心甚八
負けるのは、悔しいのはもう嫌だから。勝たなきゃ面白くない。
3vs3の試合。相手にリードされた時に、作戦会議後に凪誠士郎が言ったフレーズ。面倒くさがりで、勝利に執着心がない凪だが、積極的に改善案を出した。そんな凪に潔が「そんなアイデアとか積極的に出す奴だったんだな」と言ったセリフに対しての凪のセリフ。「いや、初めて。負けるのは、悔しいのはもう嫌だから。勝たなきゃ面白くない」と。対戦ゲームでも「楽しくやろう」とか「負けても面白ければいい」という前向きなフレーズが使われる場面があるが、結局のところ「勝つから面白い」とド真理を語ったセリフ。ごもっともです。根幹は「勝つから面白い」ですね。
▶6巻47話 凪誠士郎
”勝つ” それかしかこの熱は冷めねぇぞ
3vs3に敗れた潔世一と凪誠士郎。二人は、11人でやるサッカーでは連携プレイが必要だが、3vs3では個人のスキルが必要だったと改めて知った。格下相手ならありきたりのプレイで通用するが、猛者を相手にするには1vs1の強さが最低条件になる… 味方が誰だろうと相手が誰だろうと。1vs1で勝つ。それが二次選考突破の鍵。二人は熱く語り「ある感情」に気付く。そんな時に放ったセリフ。凪:「悔しいって感情はどうすりゃ治るの?」 潔:「残念だな凪… ”勝つ” それしかこの熱は冷めねぇぞ」 ここまできたらこの悔しさ・高ぶりを抑えるには「勝つ」しかないということ。「負けた」という事実と、「悔しい」という気持ちを消すには「勝つ」以外に無いということである。
▶6巻49話 潔世一
変わるってのは「今までの自分」を壊すコトからしか始まらない
3vs3で敗れた潔世一と凪誠士郎。敗者のステージは2vs2となった。苦戦を強いられる潔世一。打開が必要だがうまくいかない。そんな時に潔は思いつく。「もしかしたら…ただ戦法を、行動を変えるだけじゃ俺が欲しい強さは見つからないのか…?」と、潔は思いつく。 ~今までの自分に囚われるな。変わるってのは『今までの自分』を壊すコトからしか始まらない~ と、ヒントを得る。部活でも仕事でも「どうすれば、どうすれば」と行動を悩む事はあるでしょう。しかし、行動に前に変えるのは「思考」だということ。考えが変わっていないのに行動が変わるコトは無い、って訳ですね。ごもっとも。
▶7巻53話 潔世一
負けを認めなきゃ本当の悔しさなんて手に入んないのにさ
2vs2を勝ち抜き、3vs3に戻ってきた潔世一・凪誠士郎・馬狼照英の3人。個人プレイを好む馬狼が好き勝手動くが故、にチームプレイは皆無な状態。そんな時、潔と凪は言う。「負けを認めなきゃ本当の悔しさなんて手に入んないのにさ」と。馬狼1人でのドリブルは阻止され、得点には繋がらない。それでも馬狼は負けを認めず、自分が点を取ると言い張る。そこで、負けと挫折を知っている潔と凪が言ったフレーズ。負けを認めたからこそ得るものがある、というのを伝えたかったが馬狼は聞く耳を持たない。プライドが高い人間には「あるある」な話。負けた、だから次はこうしよう。人間の成長に敗北や失敗は付き物であるということ。
▶8巻60話
次回へ続きます。