ということで「日本は、なぜワクチンを作れない?」の後編です。

前回の続きとなります。

護送船団方式ってことだよね。

そうそう。


みんなで一緒に行動する・勝手な行動はするな・遅れた船がいたら「一番遅い船に合わせる」とか全てルールに従え、ってやつね。

うんうん。結果的に他の船がどんどん力をつけているのに気づかなかった。そして、気づいた時にはもう遅い。


そして他の船は、遥か先を進んでいた。

そうだね。結果的に大差を付けられていた、という話。この話をちょっと現実ベース・ワクチンベースの話とくっつけていきます。


ネコがワクチンになった。
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昔は「集団」予防接種

ちょっとインフルエンザ予防接種の話をするね。
1977年にインフルエンザ集団予防接種を行う、という法律が出来たんだ。当時の小学校・中学校に対しては、学校内でのワクチン接種が「義務」となっていた。


えー必ずやるんだ。 でも、それっていいんじゃないの? みんな100%予防接種出来るじゃん。(ネコちゃうやろ)

うん。確かに接種自体はいいんだけど、「実施したあとに起きる副作用」が問題になったんだ。

それってワクチンを打ったことが原因で、体調が悪くなるってこと?

うん。予防接種をしたのはいいけれど、それによって頭とか体に異変が起きる感じ。 免疫力が弱い子供だから、何が起こるかわからない。時には高級困難になることも。

えーこわいじゃん。

だから1987年には法律が変わり「親の同意が必要」、義務(ゼッタイ)から推奨(オススメします) になった。
副作用で後遺症が起きたケースもあり、訴訟(裁判問題・予防接種のせいでこんなことになったじゃねーか!どーしてくれるんだ!)になる場合も。
裁判で責任が問われると、支払は国だからね。

だから義務じゃなく推奨にしたのね。


そう。
製薬会社に勤めていて、こんな問題が発生したらどう思う?

いやだなぁ・・・薬を作りたくないわ。

だよね。結果作る側も変な気持ち。 予防接種を受ける側・家族にもとある想いが・・・
みんなが薬に不信感を抱く


そしていつしかワクチンへの不信感が高まってしまった。 国・国民・メディア・メーカーなど、全てが予防接種やクスリ作りに消極的になってしまったんだ。
その後も一緒。開発するもワクチン副作用で問題発生。そんな問題が続き 日本は薬作りにお金をかけなくなった。
ネコ漁業船団の話だと「燃料をあまり与えなかった」イコール クスリ開発に前向きじゃなかったから。
それによってワクチン開発は進歩せず、海外のクスリを多用するようになったんだ。

ふーん。人を救う為にクスリを開発するのに、問題が起きるから関わりたくありません、みたいな。

しょうがない。やってる側にしたらリスクは負いたくないから。もともとさ、ひとつの薬を作るには10~15年かかると言われている。
作って・試して・効果は・副作用をじっくり時間をかけて確認。そしてやっと1つの薬が出来る。
今回の新型コロナウィルスだと超早急に作らないといけないからね。リスクだらけだよ。

日本製を待ってたんだけどなぁ・・残念
この集団予防接種の件から、更に日本のワクチン開発は遅れていきます。
開発費が他国と比べて段違い


更にアメリカの一つの会社は、年間に数千億円をワクチン開発に費やしているのに対し、日本は微々たるもの。そりゃ日本はもう作れないよ。

うーん・・・作れないのはわかったかな。ちょっとさびしいね。もっと優秀だと思ってた。残念だけどね。

うん。もう「ソコ」にはお金は かけれないと思う。 これは過去の日本のツケがたまっている証拠。
まぁ、ウィルスを無くするのに、どこの国のモノとか関係ないけど、なんとなく国産でありたいものだね。

了解。 とにかく今は自分に出来る事、予防とかをしっかりやるしかない!

だね。 俺らが出来る事はそのぐらいしかない。 もうひと踏ん張りしようね。
- 友達と一緒に歩く:
護送船団は、友達が一緒に歩くように、船が仲間と一緒に進む方法です。道を歩くとき、みんなが一緒にいれば、助け合って危険を避けたり、楽しさを共有したりできます。 - リーダーが大切:
船団には、先頭にいる「リーダー船」と呼ばれる船がいます。これは、学校から帰るときに一緒に歩くときの先頭の友達のようなものです。リーダーは正しい方向を示し、他の船に良い例を示します。 - 危険から守り合う:
護送船団は、友達がお互いに助け合って危険を回避するのと同じように、船も仲間を守ります。例えば、大きな波や悪い天気が来るときに、船は一緒にいてお互いを守ります。 - 助けが必要な時は声をかける:
船が困ったり、助けが必要なときは、仲間に助けを求めることが大切です。これも学校から帰るときに、友達が困っていたら手を差し伸べて助けるようなイメージです。 - 目的地に安全に到着:
最終的な目標は、学校から帰るときには家に安全に到着することです。護送船団も同じで、船は目的地に安全に到着するために仲間と協力します。
このように、護送船団は船が協力して安全に進む方法であり、友達と一緒に学校から帰ることと似ています。スピードは一緒決して早めることはありません。一人だけ走り出す事もありません。結果として安全ではありますが、スピードは遅く全体がゴールするまでは多くの時間がかかります。
最後に…
2021年3月現在、まだ新型コロナウィルスは収束していない。どこから始まった、どこが広めた、対策はどうだったか。確かに大事だ。
でも、今の世界を見ていると、少なくとも「一致団結」は、ない。それこそ「世界で護送船団方式」は取れないものだろうか。誰かが利益を得るのではなく、弱い国に合わせて命を救う事は出来ないのか。
今回の記事はここまでです。ではまた。
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