今日のお話は。とても不思議なスポーツ「ゴルフ」です。
2021年4月12日ゴルフの松山選手が、日本人(アジア人)初のマスターズで優勝しました。
マスターズ=アメリカで行われる「世界四大ゴルフトーナメントのひとつ」 他に「全米プロ」「全米オープン」「全英オープン」がある。プロ中のプロの大会。出場するのも難しければ、勝利するのも難しい。コースも難しくとにかく選ばれた者しか優勝を手に入れる事が出来ない。
そんな話題になっているゴルフ。実は人生に似てると言われてます。
ゴルフというスポーツ
ゴルフは人生に似ていると言われております。 と、その前にゴルフがどんなスポーツか書いていきます。
テニス・ボクシングと違って1人vs1人ではありません。ラグビー・バスケとも違って複数人vs複数人ではありません。
野球・サッカーとも違って攻守交替もありません。ほとんどのスポーツはボールが動いているのに、ゴルフは止まっているボールを打ちます。
対戦ではないので、相手のボールを奪う必要がありません。また、同じ内容のプレーをするのに、他の選手と一緒に進行するというボウリングに近い感じです。
やり投げ・砲丸投げのように、同じ場所から同じ動作を複数回やるワケではない。
更に「本当は一人でプレイすることも可能」・「やりなおしがきかない」・「少ない打数の方が価値」など、他のスポーツとはちょっと異なる箇所が多いです。
それぞれの選手が、それぞれプレーをしてもよさそうなのに、それをまとめて順位付けする。これまた不思議。他の選手とトータルで競う事になるが、プレイの最中は「自分が良いスコアを出せば良い」
私はボールです。どうぞ好きに打ってください。好きな打ち方で、好きな方向にどうぞ打ってください。行先はアナタが決めてください。少ない数で穴に入れればアナタはヒーローです。ワタシは動きませんので、結果はアナタ次第です。カンタンでしょ?
要するに相手は「自分の打つボールだけ」 あとは自分しかいません。それがゴルフです。
要するに好きなようにしていいよ。決めるのも行動するのもアナタです、といった感じです。
考えれば考える程不思議なスポーツがゴルフです。結果は自分次第です。ボール動きませんので好きに打ってください。アナタが打った通りにボールは飛んでいきます。やり直しは出来ません。まさに他に類を見ないスポーツです。
人生はゴルフに似ている
さて、そのゴルフ。人生にちょっと似ています。
- どちらも成功がある
- どちらも失敗がある
- 道具は自分で選ぶ
- 方向・攻め方は自分次第
- やりなおしがきかない
- 基本一人である
- 上手くいくとか限らない
- 運と不運がつきまとう
- 喜怒哀楽がある
- 最期は自分次第
1人の勝負として、ゴルフは人生と非常に似ているのです。ゴールがあって、目指すかどうかは自分次第。行き方も自分次第。練習も自分次第。やりなおしもきかない。自分の考え・行動・結果の最中に、周りの人がいるだけ。最終的には全て自分です。
自己責任である
★さぁ始まりました。ゴルフスタート。コースなりに攻めるか?右からいくか?風が吹いてるから少し右を向くか?そうだな・・ピンまでは〇〇というルートを通っていこう。
☆勉強はどうするか?将来はどんな会社にいこうか?どんな仕事をしたいか?経済が不安定だから〇〇という進路でいこうかな。
★2打目3打目のクラブはどうするか?これだと飛び過ぎるな。このクラブは練習量が足りないから不安だな。
☆会社はここをめざそう。でも成績が足りないかもしれない。喋るのは得意だからこっちのほうがいいかな。
★あっ!ミスした!
☆あっ学校・仕事・家庭で失敗した!
★周りの人がうるさかったから失敗した。いや、自分のせいか。
☆あいつの仕事が遅かったから、周りのせいで集中出来なかったから。いや、自分のせいか
★敵はいない。ゴルフは1人の勝負だ。
☆周りは関係ない。人生は1人の問題だ。
★今日はやる気でないから練習しない。それは自分に返ってくる。
☆今日もだるいから流そう。それは自分に返ってくる。
★はゴルフです。☆は人生です。よく似てます。細かなところや、環境・人数などは違うでしょうが、自分本位という点はものすごく似ています。目標も行動も結果も自分次第です。
失敗したのは自分なんだけど、何か周りのせいにしたくなるという点がゴルフと人生の類似点です。全ては自分の責任なのです。
ポジティブさが重要
過去の失敗に捕らわれるとダメなのがゴルフです。人生も一緒です。いつまでも失敗したことを嘆いていても、毎日は進んでいきます。
「もしこれがダメだったら」なんて考えるヒマはありません。常に「その場のベスト選択」で行動するのがゴルフと人生です。
時にはプレッシャーもあるでしょう。「これを入れれば」「これが出来たら」「これをはずしたら」「これが上手くいかなかったら」そんな心の想いから大きなミスをしてみたり、運よくうまくいくこともあるでしょう。
プロゴルファーは、計り知れないプレッシャーと戦っています。そして、上位に行く人はそれに打ち勝つす術も取得しているのです。人生も努力と挑戦によって、次のステージ・高みへ行くことが出来るのです。
失敗よりリカバリー
ゴルフは失敗のスポーツと言われています。世界ランクのプロゴルファーでも、18ホール(1試合)で満足いくショットは数回と言われております。あとの何十回は大小のミスのかたまりです。そのミスの幅を小さくしていくのがゴルフです。
人生も挑戦で失敗もあります。しかし、失敗すると次は成功の確率があがります。出来なかったことも繰り返すことによって能力が上がっていきます。それが人間です。
自分の成長を感じる
まれにゴルフは「ゾーン」に入ることがあります。どんなホールでもどんな距離でも、狙った場所にボールが飛んでいく。それは練習があったからこそです。確かに結果が出たら自信につながりますが、結果を出すために練習が必要なのです。
練習なしに良い結果は出ません。人間も人生の中で、やみくもに突っ込んでもうまくいきませn。やはり、それなりの知識・想定・努力・練習が必要です。それが結果に繋がります。
そしていつしか、「自信」を手にするのです。
コースも攻め方もゴールもそれぞれ
少しだゴルフと人生の違いがあるとすれば、ゴルフは上位に行くためのルートはある程度決まっています。最終的な世界ランクやポジショニングは、全てのプロゴルファーに共通していることでしょう。
人生は違います。自分が決めて・自分に合わせて・自分が最も幸せを感じるであろう場所がゴールです。目標を高く持つも低く持つも自分次第です。
好きなように一歩ずつ進んでいけばいいのです。行き方と生き方は自由。スピードも自由です。
最後 それでもゴルフはやめられない
アマチュアゴルファー曰く「うまくいかない時もあるけどゴルフはやめられない」と多くの人が語ります。失敗もするでしょう。うまくいかないで感情に出す時もあるでしょう。
でも、稀にスーパーショットが決まった時は、やはり嬉しいものです。
その嬉しい瞬間があるからゴルフやめられないんだとか。
そうですね。なので人生もやめられません。目指すものがあって、そこに辿り着いた時はひと際嬉しいものです。
ただ、残念なことが。人生は繰り返しなので「マンネリ」で何もしなくなる人がいます。「このままでいいや」「それなりでいいや」それじゃあもったいないでしょう。
若いころは好奇心旺盛で色々やったけど、繰り返すうちに「勝手にゴールを想像して進むことを辞めてしまう。」それじゃあ人生もったいないです。
トシとったからもうやらない。 一度経験して失敗したからもうムリ。 やったらダメって誰か決めました?
まだまだ人生これからです。 いくらで打ち直しできます。 何歳なろうが何かを始めたら、その場所がティショットです。道中で新しい打ち方や新しいクラブを手に入れればいいのです。
もう一回。まだまだ人生これからです。