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タマくん、この仕事やっておいて~
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あ、はい。
(ホントは仕事たまってるのに…)
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タマさん、昼ごはん一緒にいくよね?
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あ、わかりました…
(ホントは行きたくないのに…)
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なんて事ないですか?
よくあるHSP(繊細・敏感)な人が苦手とする「断り」ですが、HSPじゃなくても断るというのが苦手な人もいます。
今回は「明日から使える上手な断り方」の案内します。
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優しいと後先
断れないというのは「優しい」という気持ちと「後先を考えてしまう」という想いがあるから。
- 断ったら相手がどう思うかな
- 断ったら自分はどう思われるかな
- 断ったら今後どうなるかな
- 嫌われないかな
- 嫌ない人に思われないかな
そんな気持ちがアタマの中でグルグルしてしまうのです。
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しかし、結論を言ってしまうと…
- 自分本位が大事
- 嫌われてもOK
- 後先考えなくてもOK
- 全てのに人に好かれなくてもOK
- 一生が狂うわけでもない
上こんな風に、深く考え過ぎなだけなのです。
理由をあげていきます。
確かに「優しさ」で断らないのもいいでしょう。しかしそれで自分が苦しむのでは意味がありません。相手がラクしたかっただけかもしれません。
断ったら関係が悪くなる、と考えるのであれば「元々その人との関係は大したことない」ということです。断るぐらいで関係が悪くなるなら、それまでの付き合いだったということです。
考えすぎてしまう人は「受けてしまう慣れ・断らない慣れ」してしまったからです。
多くは幼少期の延長で現在に至るというケースが多いです。
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タマ自身も小さい頃から断るのが苦手でした。
社会人になってからも状況は変わりませんでした。
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プラスも無理して飲み会に参加するタイプ。
結局面白くなく、あとから「なんで行ったんだろう」と後悔する事も多かったです。
出来ない事を背伸びしてやるのは疲れます。そして一度背伸びをしてしまうと、背伸びしたまま生きていかなければなりません。OKはOK。NGはNG。その選択をして大丈夫なのです。そういう時代になったのです。
しかし
そうは言っても、断った後の雰囲気や相手の気持ちも考えてしまいますね。
ここからは明日から使える「断り方のテクニック」をちょっと紹介していきます。
~仕事~ 現状を伝える
仕事上での場合。
まずは「現在抱えている事をちゃんと伝える」ということです。例を挙げています。
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〇〇さん、この仕事やってもらえる?
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今やっている仕事が終わってからならいいですよ。
それでもいいですか?
これは「今やっている仕事があるので、その依頼はスグ出来ません」と断っているものです。現在も仕事があるということと、後回しでいいですか?と意志をハッキリ伝えていますね。
「それでもいいですか?」のちょっと強気なフレーズもお忘れなく。
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上の者を通してもらっていいですか?
勝手に受けると怒られるので。
コチラは上司を許可を取ってください、というものです。現在、チームとして抱えている仕事があるのであれば、横から入ってきた仕事を優先するわけにいきませんからね。相談出来るのであれば、上司の依頼を受けて断った事を伝えておきましょう。
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来週(来月)なら出来ますけど。
よろしいでしょうか?
これは完全に「時間」を指定するケースです。自分が抱えている仕事の量・時間を把握しての返答です。
「はい、わかりました」はゼッタイにやめましょう。『あ、引き受けてくれた。スグにやってくれるんだな』や『あの人頼むとスグやってくれるから、また頼もう』なんて事になってしまうケースも。
実は重要になってくる日頃の会話。仕事以外の会話でも「OK」「イエス」「そうだね」が多過ぎると『意見を合わせてくれる人』=『聞いてくれる人』というポジションになってしまいます。普段の会話も「押すとこは押す」「出るトコは出る」というのを意識しておきましょう。
~娯楽~ 笑顔で断る
次は娯楽(エンタメ)の場合。
現状では夜の飲み会は少ないでしょう。しかし飲み会だけではなく「昼食」「娯楽」なんかの誘いも断りづらい案件です。こちらも例を挙げていきます。
〇〇さん。今度の〇日に〇〇だけど行くよね?
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すみません~ その日(今日)は予定があるので
(ニコニコ)
「あっ…えーと…」など考えた仕草を見せてしまうと、「OK」と取られたり「この人、嫌なのかな?」と思われたりします。即座に「その日はダメ」というのを伝えましょう。
「ニコニコ」
ホントにこれは効果があります。ヘタに理由を言うと疲れるので、ストレートにニコニコで言うのがポイントです。
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あー!その日は予定があるんです!
(笑顔)
ニコニコ版と一緒にで「笑顔でハッキリと少し大きめの声」で伝えるといいです。
「あの… その… その日は…」なんて答えたら相手に変に思われます。
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金欠なんで行きません!
今度誘って下さい!
ホントにお金がない時、節約したい時ってありますよね?直球でいきましょう。
「ちょっと…金欠なので…」なんでモジモジ言ったら「じゃあ、おごるよ」なんて面倒な事になります。
「今度誘ってください!」までがセットです。
例を挙げましたが「ストレート返答」「笑顔・ニコニコ」が一番断りやすいです。ワタシ自身もよく使う手です。慣れてくると相手は『タマさん…は…いかないよね?…』なんて誘いになります。もちろん返事は『ですね!(ニコニコ)』と元気に返してます。
とはいえ、付き合い上行かないとダメな時もあります。3回に1回は行く・一次会だけなら行く・次回は覚悟を決めていく、など限定の付き合いも考えておきましょう。
まとめ~ポジション確定
ということでまとめですが、まずはコレ。
断るコトによって・断る経験を積むコトによって、アナタのポジションが「そう」なるのです。
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「あやふやなアナタ」
「仕事を何でも引き受けてくれるアナタ」
「誘えばいつでも来てくれるアナタ」
そう思われていたのが、
ハッキリ断る事を覚えると、ポジションが変わっていきます。
「ハッキリしているあの人」
「忙しい時は断るあの人」
「誘っても来てくれるかわからないあの人」
こうなります。
断って嫌な人に思われたら…と悩む必要はありません。最初に書いた通り「それが認められる時代」なのです。断らないでOKを出して、かつ自分が苦しまないのならいいですが、天秤にかけて「あ、辛いかも」と思うなら、断るコトも必要なのです。
大丈夫。ワタシもそうだったので出来ますよ。慣れますよ。ホントに。
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ということで現在のワタシは「ハッキリ言う人」というポジションになっています。しかし実は今でも「ドキドキ」している事があります(内緒)
でも周りには「ドキドキ」はバレていません(笑)
このテクを身に着けるとホント便利ですよ。
おしまい。
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今回はここまでです。
記事を読んで頂きありがとうございました。
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