繊細過ぎる人・敏感過ぎる人へ向けての対処法を説明。
断ったら悪い気がする
繊細・敏感過ぎる人の特徴は前回までで少し書きましたが、今後もちょっとずつ追加していきたいと思います。
ここからは「断れない繊細・敏感な人への対処法」を発信していきます。ちなみにこれは「なんとかなるよ」や「気にしないで言えばいいよ」などという気軽論でもないですし、心の持ちようといった精神論でもありません。それを具体的に説明していきます。
断れない人というのは、「〇〇しておいてねー」 はい、わかりました。まぁ・・いま超忙しいわけじゃないから、受けてもいいかなぁ・・・
「この仕事おねがい~」 わかりました。断る理由もないし・・やっておくか。
ありませんか?自分が100%忙しいわけじゃないから受ける。出来ないことじゃないからやってあげる、といったケース。その結果「自分だけが忙しくなる。」それをしょうがないと言い聞かせる。
これが悪いケースです。タマやプラスもそういうタイプでした。
依頼を断ったら悪い気がしちゃう。
そもそもその考えが間違いだということに気づいたのは、すごい後のハナシ。
うん。自分で自分の首絞めてるんだもん。
仕事の話だけではありません。(コロナの影響で少なくなったかとは思いますが)どこかいくとか食事会とかの誘い。
「〇日空いてる?」 「う、うん」(空いてるって言っちゃった)
「食事会なんだけど来れる?」 「うん。」(誰来るんだろう??気になるな)
「AさんとBさんも一緒」 「あ、そうなんだ」(あー苦手な人だ・・行きたくない)
ホントは次の休みの日は、ひとりで過ごしたいなぁって考えてたのに…
結果、一緒に行ってもつまらない。そればかりか、「アナタは予定が空いてる時に誘えば来てくれる人」とインプットされています。
特に毎回アテにされている人は注意です。相手は完全にアナタをターゲットにしています(相手に悪気はありません)
「yes」を繰り返すことで「この人は断らない」=喜んでくれているんじゃない?と勘違いしているケースも多いです。
深みにハマり囲まれてていく。
とにかく「yes」と言いがちな繊細・敏感過ぎる人は、言ってから後悔することが多いです。聞かれて十分に考えがまとまってないのに、先行して発する言葉は「はい」です。
これが自分を追い詰めていきます。
たしかに「断ったらなんか付き合い悪い人に見られる」とか「相手に悪い気がする」と考えてしまうでしょう。
しかし、先に書いたように相手は「インプット」していきます。そして、あろうことか「そういう人」が自分の周りに増えていきます。ああ恐ろしい。
「あの人誘えば来てくれるよー」
「あの人やってくれるよー」 「あの人断らないよー」
もう、がんじがらめです。 アナタを「断らない人」と判断する人がどんどん増えていきます。繰り返す事で更に深みにハマっていきます。
素直を出して断っていい
そこで対処法を発信していきます。
ズバリ「断っていい」です。
え? そんなこと出来たら苦労しないよ~ それに断ったらこれから先、変なイメージ持たれるじゃん!
と考えてる方。安心してください。
今までは「断らないアナタ」が好きな人が周りに集まって来ていましたが、素直に断ることによって「断ることの出来るアナタ」を好きな人が周りに集まってきます。人間関係が入れ替わるわけです。
そして、その断り方。
最初の仕事の話だったら「2週間後なら手が空くのですが」といった言い方です。
この言い方だと、即座に✖を出しているわけではありません。実施、手伝ってもいいけど今の仕事を先に片づけてしまいたい。これを受けてしまったら、もっと忙しくなってしまう。という想いがあるハズです。
なので「〇週間後なら・来月なら・今やっている仕事が片付いたら」といった時間・内容を指定した上で丁重に断りましょう。
そして、この言葉を言う時はオドオドしちゃだめです。
ちょっと大きめな声で
「あー来月なら少し落ち着くのですが今は無理ですー」
と、ハッキリとテンション高めで断りましょう!決してモゾモゾ小さな声で言ってはいけません。この断り方をすることで相手は「ダメな時はハッキリ断るんだな…」と相手に伝える事が出来ます。
半信半疑でやってみると相手は「あ、そなんだーわかったー」ってアッサリ引いていくのです。
食事の誘いなんかも一緒です。
「あー今月はちょっと忙しいんです!」
「来月だったらいいのですが今回は無理です!」
これも一緒で「笑顔」で「テンション高め」「ボリューム大きめ」で言ってくださいね。
大きな声でハッキリ断ることによって「嫌そうに断ってない」「誘いを悪く思ってない」と相手に思わせることが出来ます。
素直な断りを続けると
そして、その「素直な断り」(テンション高め・声大きめ・〇週間後なら)を続けていくと、先ほど周囲にいた「断らない人を狙っていた人」が減っていきます。
これであなたは、ホントにOKな時だけyesを言えばいいのです。
そればかりか「素直な断り」を続けると、「断っているアナタを好きな人」が周りに増えていきます。
「アイツ、付き合い悪いな」と感じる人はアナタの周囲からは減っていきます。ホントです。
まとめ
確かに依頼・誘いを断らないひとは「いい人」です。しかし、それが自分の苦痛になるなら「いい人」を演じるメリットはありません。デメリットしかありません。
「いい人」の仮面をかぶって生きていくと、そのままの日常がこれからも続いていきます。他にやりたいことがあるなら、ホントは断りたいのなら、素直に断りましょう。
意外と最初だけです。「大丈夫かな。こんな断り方して…」なんて考えたのは。
慣れると普通に断ります。断ったところで自分が不幸になるわけではないし。
むしろ断らない方が辛い日常になってしまう。
自分の人生なんだから好き勝手言ってOKですよ。
断るのが苦手な繊細・敏感過ぎる人。
ちょっと挑戦してみてはいかがでしょうか?