赤い洗面器の男の話。
ある晴れた日の午後道を歩いていたら、向こうから赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いてきました。洗面器の中はたっぷりの水。
男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いてきました。
私は勇気をふるって「ちょっとすいませんが、あなたはどうしてそんな赤い洗面器なんか頭に乗せて歩いているんですか?」と聞いてきました。
すると男は答えました・・・
◆1ndシーズン 「さよなら、DJ」
(犯人:桃井かおり)
※この話は他の回にも複数登場
・・・この話の続きは記事の最後で!
えーー 古畑タマ三郎です。 今回のお話は・・この・・「古畑任三郎」へのお礼です。
みなさんもうおわかりですね? 続きは解決編で。
※本記事はちょっとネタバレを含みます。
え?ネタバレは出来が悪いかな?
この・・じぶたれが・・
(じぶたれ=骨董用語で「出来が悪い」ということ)
◆2nd 動機の鑑定
(犯人:澤村藤十郎)
古畑任三郎、お礼をさせて。
大好きな古畑任三郎こと田村正和さんが2021年4月3日、天国へ旅立ちました。心よりご冥府をお祈り致します。
個人的な話をさせて頂くと、タマの人生を変えるきっかけとなった内容、この物ドラマの「とある回のとあるセリフ」によって立ち上がる事が出来ました。
え?それを証明出来る人?
古畑「誰かいませんか?」
犯人「いません!」
古畑「友達とか?」
犯人「いません!」
古畑「1人も?」
犯人「いません!」
◆2nd 赤か、青か
(犯人:木村拓哉)
当時「鬱」などから何も出来なかったタマですが、再び社会に向かって歩くことが出来たのも、この「古畑任三郎」というドラマのおかげです。
脚本の三谷幸喜さん・主演の田村正和さん、すばらしい作品をありがとうございます。
そして、今回の田村正和さんのご逝去はとにかく驚いてしまいました。他のドラマも多数出演しておりますが、とにかく自分の中では「古畑任三郎イコール田村正和・田村正和イコール古畑任三郎」なのです。
それだけ影響が大きい作品でした。 そして何よりも悲しかったです。
シーズンの終わりには「またいつか会える。またいつか見れる」 スペシャルのあとも「次はいつ」と心を躍らせていました。
過去には自分でセリフを覚え日常で遊んでみたり・・・
「凶器に使われた水差しが花瓶の役割を果たしていたのは今泉が向井さんにバラをプレゼントしてから彼女が殺されるまでの間だけなんです。
その間にあの水差しを見た人間だけが花瓶と思い込む事が出来るんです。そうじゃありませんか小清水先生?あなたはですね、向井さんを殴る時に水差しのバラを見た。
だからそれを花瓶と勘違いしたんだ。(以下続く)
◆2ndシーズン 「しゃべりすぎた男」
(犯人:明石家さんま)
※ここの「くだり」は今でも全て言えます。花瓶花瓶花瓶花瓶まだ続けますか?まで長いので省略&記憶なのでちょっと違ってたらごめんなさい。
しぐさをマネて遊んだりもした。
そしてなによりも「人間模様」が大好きだった。殺人を犯した側の理由。弁解の余地がない犯人に対してはとことん追い込む古畑任三郎。
一方で犯人の気持ちを理解した上で優しく追い詰める古畑任三郎。
どの古畑もカッコよかった。 そしてやさしかった。
もちろんドラマ上の話である。でも惹かれた。
そして、立ち上がるきっかけもくれた。
そして、訃報を聞いて思わず泣いてしまった。
でも。でも、立ち上がるきかっけをもらったんだから進み続けます。
とんでもない。まだ始まったばかりです。いくらでもやり直せます。
よろしいですか?よろしいですか?
たとえ、たとえですね、明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか?誰が決めたんですか?
◆3ndシーズン 再会
(犯人:津川雅彦)
ここのシーンを見ると、自分の人生が過去からガーーっと流れてきて、いつも泣いちゃいます。
現実を見つめろ。感情だけでは解決しない。
自らが裁きを与えようと、孫娘殺害の犯人を殺害した先輩刑事に向かって
「人を裁く権利は我々にはありません。私達の仕事は、ただ事実を導き出すだけです」と。
◆1nd 最後のあいさつ
(犯人:菅原文太)
泣いちゃうけど、スグ立ち上がります。もうあの頃と違うのです。
◆2nd 笑わない女 の
犯人役:沢口靖子のリアル涙
◆SP しばしのお別れ の
犯人役:山口智子のリアル涙
とっても素敵でした。
あの頃の自分はもういない。 立ち上がって歩くんだ。 進むんだ。
フェアに勝負します。
◆FN フェアな殺人者
(犯人:イチロー)
ありがとう、古畑任三郎。
任三郎ちゃん(あの人っぽく言ってみた)
ちゃんと進むから見ててね。
それでは天国でゆっくり過ごしてください。
今夜は花言葉のお勉強。
まずシクラメン、花言葉は「疑惑」。
ソメイヨシノ、花言葉は「美しい人」。
シダレグワ、花言葉は「知恵」。
そしてミヤコワスレ、
花言葉は「しばしのお別れ」
◆SP しばしのお別れ
(犯人:山口智子)
「今夜はとってもヒヤシンス 雪がとってもフリージア」
赤い洗面器の男の話
ある晴れた日の午後道を歩いていたら、向こうから赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いてきました。
洗面器の中はたっぷりの水。
男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いてきました。
私は勇気をふるって「ちょっとすいませんが、あなたはどうしてそんな赤い洗面器なんか頭に乗せて歩いているんですか?」と聞いてきました。
すると男は答えました。「それは君の・・・
あー ごめん!急用が出来ちゃった!
この話の続きはまた今度っ!!
じゃねっ!
ありがとう!古畑任三郎っ!