前回に引き続き、人気漫画・アニメ「ブルーロック」の名言集です。
第二弾です。
『ブルーロック』(BLUELOCK)は、金城宗幸(原作)、ノ村優介(作画)による日本の漫画。高校生を中心とするサッカー漫画だが、部活やクラブチームとは異なり、各地から招集されたFW選手300名が日本代表となる権利をかけて試合をするといったデスゲーム要素を汲む作風をもつ。また、絆やチームワークではなく、個人の圧倒的な個性やエゴを求めるといった主題が特徴である。一方、日本サッカーや実在の選手を卑下するような描写があり、連載当初は批判の声もあった。以上のことから、「史上最もイカれたサッカー漫画」の異名を持つ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サッカー漫画なのですが、友情・絆・愛などはありません。しかしながら「夢を掴む」というのはどういうことか?トップを狙うにはどんな考えが必要か?「どこか」の「誰か」に足りないハングリーさを教えてくれる熱い漫画です。まさにイカれた作品で大好きです。同じくイカれた角度で名言を紹介、独断で見解も載せていきます。
たまたま勝つな 勝つべくして勝ち奪れ(とれ)
ストライカーに必要なのは再現性。一度きりの「たまたまゴール」でいい気になるなということです。ゴールを生み出すための「方程式」を生み出し、その内容を知れ・繰り返せ・己のものにしろ、と絵心甚八が言う。再現性という言葉はゴルフなどの他に、営業成績・事務職などにも当てはまります。偶然ではなく「自分のモノ」にしろ、ということですね。
▶4巻24話 絵心甚八
うるせぇよ天才 今いいトコなんだよ
主人公・潔世一より明らかに上手な凪誠士郎が、クールに「何がそこまでキミを突き動かすの?」と言ったセリフに対して「うるせぇよ天才 今いいトコなんだよ」とギラつきながら返したフレーズ。お前は天才だからそんなにクールなんだろ・天才だからそこまでしなくても上手なんだろ・天才だから熱くもならねぇんだろ。俺はお前ほど上手くないが、今は黙ってろ!というような心の叫びが聞こえてきそうです。
▶4巻30話 潔世一
覚醒とは思考と経験の蓄積に起こる学習(パズル)だ
成長の上をいく覚醒。それは勝手に起こるものではない。非現実的な事でもない。「失敗と試行錯誤を重ね、それでも勝とうと極限に立ち向かう時、バラバラだった成功へのピースが噛み合って、個人(エゴ)は開花する。つまり覚醒とは、個人(オマエ)が己(オマエ)を学習する瞬間だ」と絵心甚八が言う。失敗も次の成功の1ピース。いくつもの道しるべの中にある正しいの答え。それを常時出せるようになる、そうとも聞こえます。過去の自分に打ち勝つ自分、果てしないレベルアップ。まさに経験からあつめた複数の1ピースをつなぎ合わせて完成させるものですね。
▶4巻31話 絵心甚八
生まれてしまったのだ 好奇心という名の衝動が
何でも出来て努力もしない、全てが面倒だと自分で思い込んでいた凪誠士郎。熱くなることを嫌い、流れるままに生きてきた凪が、初めて見る友のあせり・初めての敗北・凪から見て面倒くさいと思っていた相手が、想像を超えて進化していく様子を見て、凪自身が感じてしまった…「俺を試したい」という好奇心という名の衝動が生まれてしまったということ。自分は決して努力する人間ではなかったが、周りに感化されて覚醒した時のフレーズ。才能は、自分1人だけでは開花しないこともあります。好敵手がいて、はじめて成長する自分もいるのです。
▶5巻33話 凪誠士郎
その飢餓(ハングリー)が世界を変えるエゴになる
もともと主人公は実力順に分けられた1~5号棟の中の、最下棟の5号棟にいた(ひとつの棟は5チームある) そして5号棟の中で勝ち抜き、いよいよ強者揃いの1~4号棟で勝ち抜いた猛者と戦うハズだった。しかし1~4号棟という上位陣は存在せず、主人公・潔世一がいた5号棟以外の棟も、「5号棟として」扱われていた。皆がダマされた・バカにするな、と言うがコーチ・絵心甚八は言う。「現に今お前らは、自分より上の人間をブッ壊したいと思ってここへ来たんだろ? ”俺が勝つ”と信じて進んで来ただろ? その飢餓(ハングリー)さが世界を変えるエゴになる」と一蹴。ダマされていたものの、能力と意識があがったのも事実。現代でも使える「良いウソ」とも言えます。
▶5巻39話 絵心甚八
次回へ続きます。