今回は「失われた日本」について。
失われた30年か。まぁ、日本はオワコンと言われている。
なんでこんなことになったのか?ってワケだよね。
もったいない。
まぁ、あるものは変わらない。過去も変えられない。
ひとまず失われた30年を学んでおこう。説明よろしく~
おっけー
1980年~バブル
日本って、戦後スーパー経済成長だったんじゃないの?
そだねー。いっきに成長、一気に経済大国になったのね。
物作りニッポン!なんてのが広まったの。
そのまま駆け抜けられなかったの?
メイドインジャパンなんて有名じゃん。あーこれ中国製だー とかなんかダメなイメージがあるよね。
そそ、昔はメイドインジャパン。そんでメイドインチャイナは批判されていたけど、今はそうでもない。日本は遅れをとっているの。
そうなんだ。なんかそんな気がしないけど・・
そこが既に問題。 日本人が取り残されているのに気付いていないが問題なの。
時系列で説明するね。
1980年代に日本の工業力・生産力が拡大した。日本のモノ作りがすごすぎて、いっぱい稼いだってことでし。他国の貿易(輸入・輸出)でも日本だけが突出して儲けていた時期でもあります。
「それってどーなの?」という他国の文句をきっかけに「プラザ合意」がなされた。
ここで細かい話は省きますね(円高不況懸念・公定歩合・インフレなどは触れません)
そんなこんなで日本は「お金を低い利子で貸すよ~」というのが流行ってしまった。
結果、もともと儲かっていた・経済大国日本は、「安い利子でお金を借りられる国」になった。まだまだ好景気だったので、土地の価値もグングンあがった。
え?借りたお金がで土地を買ってさ、土地の価値が上がったら売れば儲かるんじゃない?
それ。みんなやったさ。
やっぱりやったんだ。オレでもやるわ。
さらに1ドルが150円と安くなったので、海外ブームも起きた。
あー
1ドルが安くなったら海外旅行も行きやすくなるね。
うん。それもある。他にも、他国に投資しやすくなる、というのもある。
それで東南アジアが成長したとも言われている。
工業力はそのまま、金利(利子)は安い、だったらみんなお金を使う・お金がまわる・利益が出る・給料が出る・遊べる・さらにお金がまわる。結果、ジュリアナ東京、みたいな感じになる。日本はまさに好景気のまっさかりだった。(バブル景気)
1990~バブル崩壊
バブル景気。日経平均株価(すごい企業225社の平均株価)が過去最高値の38,957円になった。
お金がまわって給料も増えた。遊ぶお金も増えた。日本はハッピー・日本は世界サイキョー。
給料もあがるならいいんじゃないの?遊べるしお金もまわるし。
うん。よかった。
ただ価値が上がり過ぎるものよくない。
土地の価値があがる、他の物品も値段をあげる。給料以上にモノの価格があがるインフレ懸念もかなり騒がれていた。
土地の価値があまりにも高すぎない?カンスト間近かも? ということでストップかけたってこと?
そだね。
それに加えて銀行が貸した時の利子も上げよう、という政策がはじまった。
うーん・・・むずいねぇ・・
そのままでも良かったんじゃないの?
それはわからない。バブル景気もバブル崩壊も結果論だから。
もしかしたらスーパーインフレになっていたかもしれないから。
※カレーライス1つが5,000円になっていたかも、ということ。
ふーむ。むずかしいな。
価値が上がり続けるのも良くないという懸念が日本にはかなりあった。
手を加えたのは1989年あたり(公定歩合・地価税・固定資産税のテコ入れ)
これが世に言う「バブル崩壊」である。1年で株価は半額、湾岸戦争などの影響もあり日本は不況を迎える事になる。土地を持って人は価値の下落から損切りを余儀なくされた。会社の倒産件数もアップ、失業者も増加した。
2000年~ネット進化
あれ?モノ作りニッポンは? そのままいけたんじゃないの?
バブル後はそれなりに日本も頑張った。消費税導入・景気回復など様々な策をとったが、バブル時代の投資により不良債権(企業・個人の借金)もふくれあがった。
もはやモノ作りでカバーしきれるものではなかったの。
その後は? 日本は変わらなかったの?
確かにモノ作りニッポンはそのままだった。家電や車などの最先端を走っていた。しかし大きな問題も…
家電企業・車でも世界のトップを走っていた日本だったが、世界レベルの競争には入っていけなかった。バブル崩壊や護送船団方式など、日本独自の風習は昔から進化しなかった。
ウィンドウズ98=1998年にマイクロソフトからでたパソコン用のシステム。
1997年DVDレンタルから始まった「現:ネットフリックス」
2005年に設立されたyoutube(現:Google)
2007年にアップルから発売されたiPhone。
あとはもうアメリカ企業・中国企業のなだれ込み。パソコンダメ・ネットダメ・サブスクダメ。ダメダメのオンパレードとなった。
結果的に日本は工業力を失い、世界の進化についていけず低迷を続けていた。
工業力失ったの?
正確には失ってはいない。いないけど、世の中に見合っていなかったの。各国は外を・世界を見ながら経済を回し始めていた。自国内だけでなく、世界を見据えて。
日本はというと、不況・不安・少子化・護送船団方式と自国にしか目を向けなかったの。
なんでそんなことになったの?
一言でいうなら「驕り」(おごり)
日本は優秀・日本は大国・日本はまだまだいける・日本内でいける。
そんな風にずっと考えていた。
うーん・・言われてみれば・・・
政治批判するわけではないけど、日本内の政策が多いなぁ・・
それってどうしようもないの?
いろいろと策を打っているけど、かなり遠回りになるねぇ・・
そのへんもココから話していくわ。
大きな問題 言語
英語を使っている人口って知ってる?
えー? かなり多いんじゃない?
世界77億人中、11億人が英語を使っている。
中国の人口は13憶。そのまま中国語の人口でもある。
韓国の人口は5,000万人。しかし、英語を話せる人は、日本人の英語を話せる人の10倍と言われている。
日本は1憶ちょい。英語話せない。さらに少子化。
これがどういうことだかわかる?
もしかして、それが日本が取り残された理由?
まぁ、ほぼそうだね。公式にはあまり語られていないけど。
国内で済ませるか、外を見るかの話。たったそれだけなの。
それだけ?それが理由で日本は取り残されたの?
そう。それだけなの。
たったそれだけなの。
んじゃ解説。
たしかに日本は工業力があった。しかしそれは日本国内「だけ」の話。人口ででいったら日本は1憶程度。いつかは限界がくる。それに比べて英語圏・人口大の中国やインドに数で来られたら敵わない。それに気づかなかった。
英語が出来ないので外への生産が遅れた。そして少子化も影響。不景気>給料減>そこで子供は生まない>人口減>英語はやらない>世界は見ない>国内だけで>でも人口は限度が>ITが進化>企業もついていけない。
それで日本が取り残されないわけがない。
そーゆーことか。
だから韓国のサムスンとかBTSとかが走れるワケだ。
そうなの。大体繋がるでしょ、現在の日本と。
なるほど。
全て繋がるな…
言語問題・人口問題、日本はついていけない部分が多過ぎた。それでも国内での経済回しをやめなかった。そして現在がある。なのでGDP抜かれる。なので日本オワコン。GAFA(アメリカのグーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)にもBATH(中国のバイドゥ・アリババ・テンセント・ファーウェイ)にも敵わない。メイドインジャパンの終焉。失われた30年は当然と言えば当然である。
日本の未来
本当に日本はオワコンということか?
このままいったらオワコン。でも改善策が2つだけ。
それを紹介します。
- 国として英語を取り入れる
- 個人として英語を取り入れる
このどちらか。
うえw いずれにせよ英語かっ。
しょうがないのよ。
それが日本オワコン回避の為なのよ。
むぅ…
スイスでは5種類の公用語があります。 ドイツ語・フランス語・イタリア語・ラテン語・ロマンシュ語、の5つです。公用語が1つな国もありますが、経済成長には、複数の公用語があった方が有利とも言われています(もしくは人口有利)
日本が通る道は、人口を抜かすと「言語の複数化」しかないのです。それを国としてすすめるしかないのです。
※2023年1月現在、東京・小池知事が「子育て支援」を色々と発信しています。もっと全国に広がるべきです。
しかし、この日本の英語力不足・少子化、これはまだ時間を要するという事実。それを解決しない限り日本の再生はあり得えないのです。
自分の生活を維持するのは可能です。普通に就職し、普通に生きていけばいいのです。
プラスアルファがの欲しいなら副業でもすればいいのです。しかし、それでは日本は変わりません。
その日本を変える人間が誰か? 政府・政治に委ねるしかないのです。
なので選挙は大事なのです…。
と言いたいところですが、日本の政治は腐っています。自分が生きている間は、自分は関係ないから、将来の事は考えなくてもいい、そんな人間が多すぎます。
そんな中で「言語を増やそう」と言っても…
いや、これからもしかしたらそんな人間が現れるかもしれません。そうなった時に対応出来る自分にしておく、レベルアップしておく、それも重要かと。
日本の再生を願って記事を終えます。
今回は「失われた30年」についてお話しました。悲しいですが現実です。
そして、そこには誰もメスを入れようとはしないのです。
いや、もしかしたら「そうしようとしてくれる人」がいるのかもしれません。
そんな日本が来る日を夢見て、自分投資に時間をかけていきましょう。
今回の記事はここまでです。ではまた。